2015年は同人AVばっかり観てたので、新人AV女優の発掘がイマイチ捗らなかった。あと、個人的に好きなAV女優って企画モノ出身が多いので、存在に気付くのがワンテンポ遅れてしまう….。
代わりに2015年に発売されたエロアニメの中で個人的にシコリティの高かった作品を３つほど紹介する。
18歳未満の人、エッチなのが嫌いな人は見ないでね。
１位：『ヴィクトリアメイド マリアの奉仕』
やっと自分が求めていたエロアニメが現れた！と思った。
エロアニメにははっきり言って必要ない(と個人的に思っている)、「男性ボイス」「ストーリー」「ＢＧＭ」がない。そして、どこが気持ちいいか、何をされているのかをいちいち実況しない。これが何より素晴らしい。こういうのでいいんだよ、こういうので。何で今までこれができなかったんだ？エロアニメ本編よりエロgifの方が抜ける…というもどかしい現象からやっとオサラバできる。
2000年代以降のエロアニメはなんか脚本が妙に饒舌な作品が多いのだが、これは恐らくエロゲーやエロ漫画の影響から次第に定着していったものだと思われる。
しかし、エロゲーやエロ漫画のような読者が絵とテキストを元に作り上げた自分の妄想と向かい合いながらオナニーするメディアと違い、エロアニメの場合は視聴者が読みのスピードをコントロールできない訳だから、むしろAVに近くなるべきだったと思う。
…で、作品内容はというと…、ベッドの上でメイドとエッチをする。…それだけ。それ以外は何もない。
これぞオナニーのためのアニメだと思う。ザ・エロアニメだ。話らしい話のないアニメ・漫画がこれだけ増えているのに、「抜き」が最大の目的であるエロアニメがいつまでも物語を背負い込んでいること自体が後進的すぎた。
男性一人称視点のエロアニメは『いっしょにエッチ』などの前例もあるのだが…監督が『聖痣のクェイサー』『魔乳秘剣帖』の金子ひらくということもあって、おっぱい作画のパワーがダンチ。
個人的にはフェラシーンがお気に入り(おっぱい関係ないじゃん)。
あと、同レーベルの前作『母娘丼 おっぱい特盛母汁だくで』は、おっぱい星人ではない自分には胸焼けしそうなほど高カロリーでとても抜けなかった。ただ、乳首の勃起シーンは、実写以上のリアリティ(？)を感じられるほど凄まじい作画で、一見の価値あり。
同監督の他作品に『ツンプリ』OVA版があるのですが、「はがない」以上にブリキ絵が動いている感じがしてオススメ。前半のメイドとの完全一人称キスシーンは、エロアニメにしかできない映像表現ではないかと思う。
２位：『デーモンバスターズ～えっちなえっちなデーモン退治～THE ANIMATION「ドキドキッ◆触手だらけの大決戦ポロリどころかムフフのフ◆」』
伊東ライフ原画の同名エロゲーのアニメ化。むらかみてるあき監督の『妹ぱらだいす！』よりは伊東ライフ絵に見える。
触手がそんなに好きじゃない人も楽しめるような展開で、優しい。
解像度を落としただけのファミコン風演出にはムカついたけど、アクションシーンに力入れまくって肝心のエッチがちょっとしかない『エンジェルブレイド』よりはマシだと思う。
女性側に相当筋力がないとできなさそうな騎乗位シーンがめちゃシコ。
３位：『逆転魔女裁判～痴女な魔女に裁かれちゃう～THE ANIMATION』
裁判長兼判事兼魔女(？)の先輩の気まぐれで、理不尽な判決(辱め)を受けまくる。
気持ちいいくらいに動いているのだが、構図がエキセントリックすぎてちょっと…。でも、アニメーションと脚本が超ハッピーで楽しすぎて、観ているだけで時間が過ぎていく。
抜きを求めなくても、カオスアニメ的楽しみ方を求めなくても、十分楽しめる…という意味では80年代エロアニメや『癒してあげルン西遊記』などの発展型かもしれない。作風はまるで違うけど。
ケツが波打っているこのカットが個人的にかなり好き。
おすすめ作品紹介は以上。
最近、ツタヤレンタルDVDやチャンネル放送などでエロアニメの取扱いが増えているが、ラインナップが微妙なことが多い。
一般流通しているものとレンタル版って微妙に仕様が違うらしいので、そんなホイホイ出せないんだろうけど…。
ちなみに僕が初めて買ったエロアニメは『もみじ』コンプリート版。古い作品だけど、原作同様こおろぎさとみさんが声を当てている。
何でエロアニメは原作と声優が違うことが多いんだろう？相当重要な部分だと思うのに…。
