30年ぶりのJ9シリーズ新作、『銀河神風ジンライガー』 それから、ブライガーおじさんのこと

※※追記※※

「ブライガーおじさん」でググるとなぜかこの記事が4番目にヒットする(2015年12月10日現在)。

このブログは基本的に個人的な雑事しか書かないので資料的価値はない。当時のファンの感想でもない。

 

(追記続き)僕はJ9シリーズ本放送当時まだ生まれてないし、ブライガーおじさんネタもほとんど分からない。やまとが「群雄」シリーズを展開し始めた時にJ9の存在を知り、ハマっていった。特にバクシンガーが好き。

2008年ごろ、群雄【合】バクシンガー欲しさのあまり、評判が良くなかった群雄【合】ブライガーや群雄【動】各種をお布施のつもりで買った。その後まさかシリーズが頓挫するばかりでなく、数年後に会社そのものが夜逃げ(?)してしまうとは…。公式サイトに「バイク搭乗可能なフィギュアもつける」とか書いてあって凄くワクワクしたのを覚えている。

「群雄」シリーズが全然売れなかった事実があったので、ジンライガーやブライガーおじさんで再びJ9が注目されたのはとても意外に感じた。先日、本格的にジンライガーのアニメを制作することが決まったみたいで、とても楽しみ。

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その昔、J9シリーズというロボットアニメ群があった。

銀河旋風ブライガー』、『銀河烈風バクシンガー』、『銀河疾風サスライガー』の三作品で構成されている。

知らない人はググってみて欲しい。ブライガーは最近のスパロボにも出てるらしいので割と有名ではないかと思う。

 

 

シリーズ終了から30年たった今年、なぜか新作のアナウンスがあった。その名も、『銀河神風ジンライガー

 

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Facebookにページができていた。

2年後のアニメ化をゴールに、コミック化、ラノベ化、原画展、さらにはコンサート、コスプレ大会、舞台化などのイベントを予定しているとのこと。山本優、なんだかやたらと強気でビビった。大丈夫なんだろうか。

 懸念している点としては、

 

・シリーズ共通して演じていた主演声優のうち、塩沢さんと曽我部さんが逝去しており、他の方も引退もしくは業界の一線から退いている。

・J9の特徴とされる部分…作画より脚本重視、クサい音楽、古臭いというかぶっちゃけダサいキャラクターデザイン、癖があるというかぶっちゃけダサいロボットのデザインetc…が、現在のアニメ受容のあり方にうまくフィットできるか疑わしい。 

・ファンの大半は女性で、さらにその殆んどが腐女子。つまりJ9はオッサンホイホイというよりオバサンホイホイ。放送当時に熱中していた方は、現在およそ40代前半~50代くらい。とっくに卒業してるはず。

 ・そもそもあんまり有名じゃない。

 

などがあげられる。

 

 

しかしここ数日の動向を見て、もしかして実現できるかも?と思うようになった。

facebookでジンライガーを話題にしているオバサン達が意外と多かったこともあるのだが、最も注目したのはライガーおじさんバクシンガーおじさん」という、人間の屑のことである。

 

 

現在AT-Xでバクシンガーが放送されてるので、ツイッターで視聴者の感想を拾えると思って検索してみたところ、「バクシンガーおじさん」という見慣れない言葉を目にした。

ニコニコ大百科によると「淫夢厨が好みそうなサムネとタイトルを付けてブライガーバクシンガー本編を見せる釣り動画」につけられたタグのことらしい。

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なぜ、30年以上も前のややマイナーなロボットアニメであるJ9シリーズが淫夢に結び付けられたのか分からない。しかしこれは嬉しい誤算だった。

デザインと作画が死ぬほど酷く、脚本と音楽に妙な癖があるJ9の過去作が正攻法で現代のアニメファンに受け入れられるとは思えないし、前述したようにJ9シリーズのファンの大半は腐女子。つまりJ9はホモととても相性がいい。特にバクシンガーが酷い。ディーゴとシュテッケンの関係は脚本側が悪ノリしてるとしか思えない。15話などが顕著な例。

 

 

淫夢厨の多くは迷惑しているそうだがこれを機にワンチャン知名度アップできるかもしれない。これが売名というやつか?

一方で、それまで見向きもされなかったアニメが、ある日を境にみるみる淫夢用語で汚されていく様には妙な感動を覚えた。